住宅ローンにおける変動金利・固定金利の選び方
住宅ローンにおける金利タイプの選択は重要な要素です。ローン金利タイプの選択には、あなたの現状や将来の予想、リスクに対する考え方を十分に考慮したうえで選択していく必要があるものと思います。住宅ローンにおける変動金利・固定金利(固定期間)に関するメリット・デメリットを紹介しましょう。
変動金利タイプの特徴とメリット・デメリット
変動金利の特徴は「当初の、金利メリットが高いものの返済期間中は金利変動リスクを負う」という点が挙げられます。低金利水準の現在、変動金利の住宅ローン金利は1%を下回る水準となっています。こうした中で、固定金利と比較すると相対的に低金利で住宅ローンを組むことができるというのは大きなメリットであるといえるでしょう。一方のデメリットについては「金利変動リスク」があるということです。 変動金利は市場の金利に連動して、住宅ローン金利も上下するように設計されています。つまり、市場の金利が上昇すると住宅ローンの金利も上昇するリスクがあるわけです。
固定金利タイプの特徴、メリット・デメリット
固定金利タイプの住宅ローンは、期間中の金利を契約時の金利に固定するというものです。最大のメリットは「期間中の金利が固定されるので、返済額が確定される。その後の金利変動リスクが無い」という点です。 そのため、変動金利タイプのように市場金利が変わったとしても金利(返済額)の変動はありません。一方で、固定金利タイプの住宅ローン金利は変動金利の場合と比較して高いという点がデメリットであるといえるでしょう。
変動金利と固定金利どっちがいいの?
まず、100%こちらがオススメというものはありません。それぞれに説明したとおりの一長一短があるからです。 しかしながら、こういう方にはこっちの方がオススメできるというのはあります。ローン金利タイプ選択のご参考にしてください。

変動金利がおすすめできる方
金利変動リスクに対して十分に対応できるだけの経済的な体力がある方におすすめです。金利が低い間は、低金利による運用メリットや、税効果(住宅ローン減税等)の恩恵を利用しながら、万が一金利が急騰したような場合には、一括返済ができるような方には変動金利をオススメします。上記は極端な例ですが、変動金利でローンを組むような場合には繰上返済などを活用しながら、返済年数を短くし完済できる程度の余裕はほしいと思います。
固定金利がおすすめできる方
固定金利がおすすめできる方は「収入が安定している方」でしょう。将来にわたっての返済額が確定しているため、将来にわたっての資金計画が建てやすいです。また、変動金利と比較して金利が高いといっても歴史的に見れば固定金利で2%台の金利水準というのは非常に安い金利です。 逆に、この水準の固定金利の返済額ではちょっと生活(返済)が厳しいというのであれば、返済年数等を再考してもよろしいかと思われます。
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